ワーキングプアが考えるワーキングプア事情
ワーキングプア問題の中で、一番深刻なのは「貧困の連鎖」ではないかと考えます。
というのも、ワーキングプアが当事者のみの個人的な問題だけであれば(もちろん、これはこれで大きな問題であることには変わりありませんが)、まだ時限的な問題ということになるので今後のいずれかの時期に解決となる可能性もあります。
しかし、これが今ワーキングプアである親の世代から子供の世代へとワーキングプアが引き継がれて
しまうとしたら、それは、ワーキングプアが固定化してしまうということになります。
将来に渡って長期的に悲惨な状況が続くというワーキングプア問題における最も深刻な部分ではないかと思うのです。
貧困の連鎖の原因としてよく言われているのは、ワーキングプア世帯では、子供を大学やその他の専門教育機関に通うことが出来ない為、中学や高校を卒業しても正社員として就職できずに子供もまた派遣や請負、契約社員、あるいはパート、アルバイトなどの正社員に比べて低賃金の非正規雇用として働くしかないというものです。(正社員として就職できたとしてもやはり比較的賃金の安いところになってしまう)
この考えが的を射ているとすれば、子供に教育を与えることがいかに大切なことかということになります。
私もこの考えには大いに賛成です。
教育の機会は国民に平等になければならないと思います。
少なくとも本人にその意思があればですが。
別の生き方も当然ありますので、大学を卒業することがベストだとは私も思いません。
教育は子供に生きる為の武器を与えることになるからです。
日本の大学生が勉強しているかといえば、一部の学生を除いては遊んでばかりでとても高い能力を身に着けているとは到底思えませんが。
ただ、それでも平均年収を比べた時、高卒と大卒を比べると大卒の方が高いのも事実なのです。
その理由は何でしょうか?
能力の違いでしょうか?
一応高い授業料を払って大学に行ったわけですから、多少の差はそれぞれの学校を卒業した時点ではあるかもしれません。
そもそも高校を卒業する時と大学を卒業する時では年齢が違うわけですから、多少は違っていないとおかしいですけど。
とはいえ、潜在的な能力にそんなに差があるとはどう考えてもあり得ませんし、実際そうでしょう。
こう考えていくと、子供に教育の機会を平等に与えることを是非、国にはお願いしたいと思います。
それと同時にしっかり勉強する大学にすることもやって欲しいところです。
優秀な人材を生み出す為であって、遊ばせる為に大学へ行かせるんじゃもったいないですから。
その他の要素もありますので、教育がワーキングプア問題、貧困の連鎖の全てを解消するとは思いませんが、それでも教育を受ける機会を平等に与えるか否かによって大きく結果が変わってくるということは断言できると思います。