ワーキングプアが考えるワーキングプア事情
ここでは、30代~40代の壮年層にワーキングプアが生まれた背景を探ります。
その理由としては、以下のことがあると考えられます。
○不況によるリストラの影響
○企業雇用に対する考え

不況によるリストラの影響
平成不況によって業績が悪化した企業は、建て直しを迫られることになり、不採算部門からの撤退や事業規模の見直しに加えて、コスト削減の一環として人件費を抑制する為にリストラクチャリング(再構築)という名の首切りを行いました。
リストラが行われ始めた頃は、比較的給与の高い熟年層を対象に行われていましたが、時が進むにつれて、その対象年齢が40代、30代とどんどん下がっていくことになりました。
日本中が不況の真っ只中にある時期でしたので、ただでさえ、再就職するのに厳しい年代である上に、そのような状況が重なってしまった為、非正規雇用という選択をするほかなかったわけです。
企業の雇用に対する考えの変化
企業の業績が回復してきた現在ですが、ワーキングプア 若年層でも述べたように非正規雇用というおいしい手段を手に入れたわけです。
となると、多くの企業は、より高い収益をあげるために契約社員や派遣社員などの非正規雇用でまかなえる部分は、なるべく正社員を使わずに済ませたいと考えていますので、景気の回復傾向にある現在でも壮年層の再就職は非常に厳しいものがああるといえます。
もし仮に今後、再就職がしやすいような環境に変わることがあったとしても、今度は年齢的に厳しくなっていくでしょう。
非常に残酷な話ではありますが、壮年層で一度ワーキングプアになってしまうと、正社員に戻るというのはかなり難しいものがある。
これが現実なのではないかと思います。
30代半ばの私にとってもこれは他人事ではありませんので、重く受け止めています。