ワーキングプアが考えるワーキングプア事情
ワーキングプアとひとくちに言っても、年代や人によってそれぞれに事情や環境の違いというものがあります。
ここでは若年層、20代~30代前半におけるワーキングプアが出現した理由を考えてみたいと思います。
若年層におけるワーキングプアが生まれた理由としては、以下のことが考えられます。
○学校の卒業時、就職氷河期と呼ばれる程の就職難であった。
○企業が非正規雇用を積極的に雇用するようになった。
では、それぞれについてもう少し掘り下げてみていきましょう。

就職氷河期
つい最近まで、日本経済は戦後最長の不況にあえいでいました。
そんな中、企業は軒並み収益が悪化し、事業規模の縮小やリストラなどの人員整理を行い、そして企業は新規採用を控えるようになり、就職氷河期と呼ばれるような就職難が続くことになりました。
そこで、就職できない若者がフリーターになっていくという構図が出来上がり、その後、1999年の労働者派遣法の改正によって派遣労働者の派遣が原則自由になったこともあり、派遣社員として働くようになっていったのです。
企業の非正規雇用の積極活用
日本経済は「失われた10年」を経験し、景気もよくなったと言われていますが、、一部の大企業を除けば、地方の企業や中小企業、零細企業などでは今でも疲弊した状態から抜け出せない状況が続いています。
そうしたこともあって、ある意味で、これらの企業は派遣社員や請負を使わざるをえない状態が現在に至るまで続いているのです。
一方、業績が回復して好調な企業も、グローバリゼーションが定着した経済環境では、国際競争力を保つためには安い労働力を使うことが欠かせないとの理由で非正規雇用を続けており、今後も継続していくとみられています。
この言い方が適当かどうか分かりませんが、一度手に入れたおいしいものを手放すような真似をするとは考えにくいと個人的には思います。